Lac探偵事務所です。
今日は昨日に引き続きフィクションの探偵について書きます。
前回は主に世界の探偵の趨勢たったので、今日は日本の名探偵を追いかけます。
日本の推理小説
日本の推理小説は、明治時代から西洋の影響を受けながらも独自の発展を遂げてきました。江戸川乱歩を筆頭に、多くの作家たちが名探偵を創り出し、読者を魅了しています。
これらの名探偵たちは、卓越した推理力だけでなく、個性的なキャラクターや独特の雰囲気で物語に深みを与えています。
名探偵たち
日本の名探偵といえば、古典的なキャラクターから現代の人気キャラクターまで多様です。以下に、いくつか代表的な人気名探偵を紹介します。
1. 明智小五郎(江戸川乱歩)
江戸川乱歩の代表作『D坂の殺人事件』で登場した名探偵。
明智小五郎は、冷静沈着で知性に満ちたキャラクターで、次々と難事件を解決します。彼は、日本の探偵小説の原点とも言える存在で、推理小説ファンから絶大な支持を得ています。
テレビドラマでもお馴染みでオールドファンの方であれば天地茂さんが印象に残ります。
また少年探偵団も明智シリーズであり、この名は若い方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
ちなみに明智小五郎の名前は明智光秀や桂小五郎から取ったという説があるようです。(Wikipediaより)
2. 金田一耕助(横溝正史)
横溝正史が創り出した探偵、金田一耕助は、1940年代から1950年代にかけて数々の名作に登場。
金田一を一躍有名にしたのはなんと言っても『犬神家の一族』と『八つ墓村』でしょう。
日本の地方に根差したミステリー作品に登場し、複雑な人間関係や奇怪な事件を鋭い洞察力で解決していきます。
ぼさぼさ頭をかき乱しながら推理する姿は多くの方も、ドラマや映画一度は御覧になったことがあるのではないでしょうか。
これは金田一初登場作品『本陣殺人事件』でも説明されている。(Wikipediaより)
金田一耕助役として印象深いのはなんと言っても石坂浩二さん。
映画6作の酒宴をしていますので、金田一耕助=石坂浩二のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
テレビドラマでは古谷一行さんが印象的でした。
3.神津 恭介(高木彬光)
若い世代には少し印象が薄いかもしれませんが、オールドファンの中では、金田一、明智と並ぶ三大名探偵と称される。
代表作は刺青殺人事件。
テレビドラマでは神津恭介の殺人推理として何作か放映されています。
4.湯川学(東野圭吾)
天才物理学者が科学の観点から難事件を解決する異色のシリーズ。
人気ミステリー作家東野圭吾の名作。
テレビドラマでは福山雅治さんが演じる。
こちらは映画化されるなど高い人気を誇る。
テレビドラマではキャラも光っていて柴咲コウさんの内海薫、吉高由里子さんの岸谷美砂はもちろん、渡辺いっけいさん演じる助手の栗林宏美は最高である。
映画の「容疑者Xの献身」は特に名作だと思う。
5.浅見光彦(内田康夫)
うだつの上がらないルポライターである浅見光彦。
警察庁幹部の兄を持つ光彦は、旅ルポが専門。
その旅行先で様々な事件に遭遇し解決する。
最初は兄が刑事局長なのを隠していて犯人と間違えられる。
そして兄の素性がばれて地方警察の人たちの態度が一変。
必ずきれいな女性が出てくるというパターンもお馴染み。
6.勝呂武尊(三谷幸喜)
アガサクリスティの名探偵ポワロをもじった勝呂。
野村萬斎さんが演じるテレビドラマでコメディタッチではあるが、難事件を解決するネタはハイレベルな展開。
オリエント急行の殺人事件など3作だが、個人的には大好きなシリーズである。
7.工藤新一(青山剛昌)
人気コミック名探偵コナン。
このコーナーに入れることに異議のある方もいるかもしれないが、まぎれもない名探偵であり、テレビアニメ、映画は大人気である。
毒薬を飲まされ子供になってしまった工藤は、組織に狙われているためその事実を隠し小学生として生活する。
頭脳明晰なコナンの活躍はまさに名探偵に相応しく、今回のリストにも入れた。
他にも数多くの人気名探偵はいるが、今回はこの7名をご紹介した。
古畑任三郎がいないと思った方、次回は刑事の名探偵をご紹介しますので、お楽しみに!
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